ペルテス病<運動器系の病気(外傷を含む)>の症状の現れ方

 股関節の痛みや運動の制限、跛行を生じます。ペルテス病は股関節の病気ですが、はじめは膝関節に痛みを訴えることが多いとされています。膝痛(しつつう)に目を奪われ、股関節疾患の診断に長期間かかることがめずらしくなく、小児では膝の痛みを訴えても股関節の診察が必須です。

ペルテス病<運動器系の病気(外傷を含む)>の診断と治療の方法

 ペルテス病が変形なく正常に治るか否かは、発症年齢と障害部位の大きさが深く関係します。年齢では、低年齢すなわち小学生低学年以前の発症は治りやすく、大きくなって発症した場合、とくに10歳以降の発症は変形を残すことが多いとされています。また、骨端核の障害部位が大きい場合は治るまでの期間が長く、変形を残す率が高くなります。
 一般に、成長期に発症するため修復傾向が強い病気ですが、発症年齢が高い場合や、骨端核の障害が広く全体に及ぶ場合は変形を残すことがあり、注意が必要です。特別な装具を装着したり、松葉杖を使って免荷(めんか)(体重をかけない)歩行することもあります。骨端症は治るまでに長期間かかることが多く、ペルテス病の場合には安定した修復状態に達するまで数年を要することもあります。生涯にわたる股関節の変形を防止するため、小児施設病院に入院させて長期間ギプスを巻く治療や、治療期間を短縮させるために手術的治療を行うこともあります。