結核性関節炎<運動器系の病気(外傷を含む)>の症状の現れ方

 関節の痛みやはれがみられますが、程度は化膿性(かのうせい)関節炎ほど強くはなく、発赤や熱感もあまりみられません。関節を包む膜が厚くなって、硬いしこりを触れることもあります。進行すると、関節の外にうみが出て、さらに皮膚に孔があき(瘻孔(ろうこう))、うみが出てくることもあります。
 微熱、食欲不振、寝汗などを伴うこともありますが、肺結核の症状がみられない場合も少なくありません。

結核性関節炎<運動器系の病気(外傷を含む)>の診断と治療の方法

 結核に対する治療と関節炎に対する治療を並行して行います。
 結核に対しては、安静、食事療法、薬物療法(抗結核薬)が行われます。痰から排菌している場合には、専門施設での隔離が必要になります。
 関節炎を起こしている局所に対しては、ギプスや牽引(けんいん)などによる安静、固定を行います。炎症が治まらない場合や瘻孔からうみが出ている場合には、外科的治療が必要になります。手術は関節を切開して、うみや炎症のため傷んでしまった部分を切除します。進行して骨まで傷んでいる場合には、関節を固定する手術を行うこともあります。