偽痛風<運動器系の病気(外傷を含む)>の症状の現れ方

 関節のはれ、痛み、発赤、熱感が出現します。半数以上が膝に出ますが、その他、手や足関節にも出現します。また、発熱、体重減少などの全身症状を伴うこともあります。
 偽痛風には、以下に示すようにいくつかの病型があります。
A型:偽痛風発作型
 急性、亜急性の関節炎を繰り返します。好発部位は70%以上が膝関節ですが、時に手、肘、足関節にも出ます。
B型:偽性関節リウマチ型
 比較的慢性に経過し、多関節に及ぶ炎症所見の強い型です。朝のこわばりがみられ、赤沈値が亢進し、CRPが陽性のことがあり、関節リウマチと誤ることがあります。
C型:偽性変形性関節炎型
 徐々に進行する慢性関節炎で、急性発作を伴うタイプで、やはり圧倒的に膝関節に多くみられます。
D型:偽性変形性関節炎型
 C型に急性増悪を伴わないタイプです。
E型:無症状
 偽痛風の50%を占め、X線上で石灰化を認めますが、症状がないタイプです。
F型:偽性神経障害性関節症型
 高度の関節破壊がみられるタイプです。

偽痛風<運動器系の病気(外傷を含む)>の診断と治療の方法

 結晶を薬で取り除く方法がないため、局所の安静と痛みを取ることが基本です。
 急性期には非ステロイド性抗炎症薬の経口投与で痛みを和らげます。症状に応じて、副腎皮質ステロイド薬やヒアルロン酸を関節内に注入します。発熱などの全身症状が現れた場合は、副腎皮質ステロイド薬の内服を行うこともあります。
 また、慢性化した場合でも同様に、非ステロイド性抗炎症薬の内服や関節内への注射が行われます。変形性関節症(へんけいせいかんせつしょう)を合併していることが多いため、生活習慣改善やリハビリテーションなども行います。症状が強い場合は、関節鏡で関節内を洗浄したり、人工膝関節置換術などを行うこともあります。