変形性腰椎症<運動器系の病気(外傷を含む)>の症状の現れ方

 主な症状は腰痛です。通常は、朝起床時などの動作開始時に強く、動いているうちに軽減します。長時間の同一姿勢でも腰痛は増強します。腰痛の部位は腰部全体に漠然と感じる場合や、棘突起(きょくとっき)と呼ばれる正中の骨組織の周囲であったり、傍脊柱筋(ほうせきちゅうきん)であったりとさまざまです。また、臀部(でんぶ)や大腿後面まで痛みを感じることもあります。とくに臀部の痛みは高頻度に見られます。
 変形が高度になると、外見上も体が側方に曲がったり(側弯(そくわん))、後ろに曲がったり(後弯(こうわん))し、腰痛のため長時間の立位が困難になってきます。

変形性腰椎症<運動器系の病気(外傷を含む)>の診断と治療の方法

 痛みに対する保存療法が基本です。薬物療法では消炎鎮痛薬や筋緊張弛緩薬などを投与します。筋肉部分に痛みがある場合は、局所麻酔によるトリガーポイント注射と呼ばれる注射が効果的です。
 また、腰部に対する温熱療法や牽引療法などの理学療法も疼痛緩和に有効な場合が多く、ほかの治療法と組み合わせて行われます。症状が軽い時は、腰痛体操や軽い運動などで体幹の筋力をつけることも腰痛の予防や軽減に役立ちます。