慢性結膜炎とはどんな病気か

 急性結膜炎の症状がゆるやかながら長く持続(数週間から場合によっては数年以上)する状態です。

原因は何か

 細菌感染やアレルギー、涙液(るいえき)分泌低下(ドライアイ)などによります。

症状の現れ方



 常に、結膜の充血、目やに(眼脂)、異物感、掻痒感(そうようかん)などの不快な症状があります。時々、症状がひどくなることもあります。眼瞼(がんけん)結膜(まぶたの裏側)にぶつぶつ(乳頭)ができたり、小さな砂状の結晶(結膜結石)ができることもあります(図13)。

検査と診断

 眼脂のなかの細菌培養や、結膜からこすりとった細胞のサンプルや、眼脂構成成分の顕微鏡検査などを行います。ドライアイが疑われれば、涙液分泌能検査を行います。

治療の方法

 細菌性では抗菌薬の点眼をします。非ステロイド性消炎薬や消炎酵素薬の点眼も行います。アレルギー性では、掻痒感の強い場合は、初めはステロイド薬の点眼で強力に炎症を抑え、次いで非ステロイド性の抗アレルギー薬、消炎薬や消炎酵素薬の点眼で病状の鎮静化を図ります。
 ドライアイでは、人工涙液の点眼、乾燥予防などを行います。結膜結石は、結膜から露出すると異物感の原因となるので、点眼麻酔をして針先などで除去します。

慢性結膜炎に気づいたらどうする

 ひどくない程度でも不快な症状が持続するようなら、専門医の診察を受けてください。