結膜下出血とはどんな病気か



 突然、結膜が出血により赤くなる状態です。その程度はさまざまで、結膜全体が真っ赤になるものから、一部がうっすらと赤くなるだけのものまであります(図15)。このほか、各種の結膜炎に伴うものはそれらの項を参照してください。

原因は何か

 外傷、炎症、血液疾患、高血圧など、原因が特定できるものもありますが、はっきりとした原因のないものが大多数です。
 加齢とともに結膜上皮と結膜下の組織との接着がゆるくなり、そこを横切る細い血管が眼球運動などによって過度に伸展されて破れ、出血すると考えられています。加齢とともに血管自体がもろくなることも原因のひとつでしょう。

症状の現れ方

 起床後、鏡を見て赤さに気づいたり、人から指摘されて初めて気づくことが多い病気です。軽度の異物感を伴うことがありますが、普通、痛みはありません。目やに(眼脂(がんし))も出ません。

検査と診断

 細隙灯(さいげきとう)顕微鏡(スリットランプ)による通常の眼科検査で容易に診断できます。繰り返して出血する場合は、血液検査をして全身的に出血しやすい状態かどうかを調べます。

治療の方法

 出血は徐々に吸収され、通常10日〜2週間で自然に治ります。ただ、繰り返して出血する場合は、止血薬などを投与することもあります。また、原因となる病気があればその治療が必要です。

結膜下出血に気づいたらどうする

 痛みや目やにがなく、結膜が赤いのが充血でなく出血であるとわかれば、様子をみてかまいません。
 出血と充血の区別がつかなければ専門医の診察を受けてください。