耳介奇形<耳の病気>の診断と治療の方法

 多くの耳介奇形は手術を必要とし、行う時期は症例によってさまざまです。これらの奇形に関する手術は、以前は耳鼻科医が行っていました。しかし近年の形成外科の発達により、多くの形成外科医が携わるようになっています。耳介の手術だけならば、形成外科医のみで行うこともあります。
 しかし、小耳症のように耳介奇形に難聴を伴うこともあるので、手術を行うには、形成外科医と耳鼻科医が連携医療を行っている施設か、この領域に精通した耳鼻科専門医が関わる必要があります。
 なぜならば、耳のなかにある顔面神経の走行異常、さらに中耳で音を伝える耳小骨の奇形を伴うことがあるからです。外耳だけでなく中耳の形成までを手がける場合、高度な中耳手術テクニックを要求されるうえ、顔面神経麻痺、聴力障害を来す危険性も考慮に入れる必要があります。