耳管狭窄症、耳管開放症<耳の病気>の症状の現れ方

 症状はよく似ており、どちらも耳閉感(じへいかん)を訴えます。耳管狭窄症ではさらに軽度難聴(なんちょう)、滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)を起こすことがありますが、耳管開放症では自分の声が響いて聞こえたり、ゴーゴーという自分の呼吸音に悩まされたりします。

耳管狭窄症、耳管開放症<耳の病気>の診断と治療の方法

 耳管狭窄症では、耳管開口部の炎症を取り除くのが基本で、鼻の処置、鼻ネブライザーを行います。中耳の貯留液を取り除くため、耳管通気を行いますが、頻回の処置はかえって炎症を引き起こします。このような保存的治療で改善しない時は、鼓膜換気チューブを留置します。
 耳管開放症の治療は、軽症では生活指導、トランキライザー(精神安定薬)の投与で様子をみます。効果がなければ、耳管開口部に薬液を噴霧して炎症を起こし、狭窄させる保存的治療が一般的ですが、これは効果の持続時間が短いのが欠点です。時に鼓膜チューブ留置術により自覚症状が改善することがあります。
 治りにくい場合には、耳管周囲への脂肪やコラーゲンの注入、ピンの挿入も行われているので、専門医に相談してください。