ハント症候群<耳の病気>の症状の現れ方

 ベル麻痺と同様に、ある日突然に顔の片側が動かなくなり、顔が曲がります。耳の後ろやなかの痛みを伴うことがよくあり、水疱やかさぶたが生じます。また、聞こえが悪くなったり、耳鳴りがしたり、ふらつきやめまいが生じることもあります。
 これらの症状は同時に、または時間をおいて次々に起こります。麻痺と同じ側の涙の分泌低下、味覚の低下や物音が響く聴覚過敏になることもあります。

ハント症候群<耳の病気>の診断と治療の方法

 抗ウイルス薬、副腎皮質ステロイド薬を点滴注射または内服します。抗ウイルス薬は発症早期にのみ効果があるので、できるだけ早めに専門医を受診し治療を開始することが大切です。
 麻痺が軽度であれば1〜2カ月で完全に治ります。
 麻痺が高度な(まったく動かない)場合、治癒率は50〜60%程度とベル麻痺に比べて不良であり、6〜12カ月経過しても麻痺が残り、まぶたと口がいっしょに動く病的共同運動、ひきつれなどの後遺症を残す症例も多くみられます。めまいは1〜2週間で改善しますが、聴力の障害は完治しないこともあります。