聴神経腫瘍<耳の病気>の症状の現れ方

 片側の難聴耳鳴りが最も多く認められます。難聴は徐々に進行する場合が多いのですが、その進行速度はさまざまで、短期間で進行する場合もあれば数年でごくわずかしか進行しない場合もあります。
 また、ある日突然難聴が生じることもあり、突発性難聴(とっぱつせいなんちょう)との見分けが重要になります。難聴がよくなったり悪化したり、変動することもあります。そのほか、めまいやまれに顔面神経麻痺顔面けいれんなどを伴うことがあります。

聴神経腫瘍<耳の病気>の診断と治療の方法

 聴神経腫瘍は比較的ゆっくり発育する良性腫瘍であるため、高齢の患者さんや腫瘍が小さい場合には治療を行わず、画像検査を定期的に行い、経過をみることもあります。
 治療を行う場合は大きく手術療法と放射線療法に分かれます。手術療法は腫瘍が発生した部位や大きさ、残存聴力などに応じていくつかの手術方法があり、耳鼻咽喉科または脳外科が担当します。
 放射線療法(ガンマナイフまたはリニアックによる治療)は腫瘍を消失させるのではなく、腫瘍が大きくなるのを抑えることを目的としています。おのおのの治療法は聴力の悪化、顔面神経麻痺など合併症に関して長所と短所があり、専門医の説明をよく聞いて選択します。