どんな状態か

 鼻のなかにさまざまな異物が入った状態です。異物の種類としては豆類、おもちゃ類、ビーズ、パチンコ玉、ティッシュペーパー、ガーゼなどがあります。
 ほとんどが小児で2〜3歳に多く、遊んでいる間に自分で入れてしまうことが多いようです。成人では、精神障害や認知障害のある人が故意に入れてしまう場合があります。

症状の現れ方

 家族が鼻のなかに異物を入れたことを目撃した場合はすぐわかりますが、そうでない場合は気づかないことがあります。鼻づまりや鼻汁が多くなった、あるいは鼻がにおうなどの症状があり、耳鼻咽喉科を受診し、初めて異物が見つかることが多いようです。

検査と診断

 鼻鏡検査で異物が観察されることがほとんどです。

治療の方法

 しっかりと固定して座らせ、頭を保持して鼻鏡下で鉗子(かんし)類を用いて異物を取り出します。取り出す際は、異物が後鼻腔(こうびくう)へ落ちると気道異物になることもあるので、注意深く行います。

鼻腔異物に気づいたらどうする

 鼻腔の異物は、耳鼻咽喉科医でなければとれません。必ず耳鼻咽喉科を受診しましょう。