白板症<口・あごの病気>の症状の現れ方

 粘膜の一部がさまざまな程度の白色になり(白斑型(はくはんがた))、表面は平滑なものや、しわ状のものもあります(図8)。白色の程度も高度になり、いぼ状に隆起してくるもの(疣型(いぼがた))もあります。また、隆起はしないで、赤い部分(紅斑(こうはん))が混在してくるもの(紅斑混在型(こうはんこんざいがた))もあります。
 白斑のみでは痛むことはありませんが、紅斑が混在するものでは痛みを伴うようになります。
 長期に経過すると、白板症からがんが発生することもあります。これまでの日本の報告では、長期経過で白板症の4〜8%程度に悪性化がみられています。

白板症<口・あごの病気>の診断と治療の方法

 病変を切除するのが最も確実な治療法です。しかし、広範囲の病変では切除すると機能障害が出ること、白板症は一生もっていてもがんにならなければ、治療の必要は必ずしもないこと、また、白板症からがんになっても経過観察を定期的に行えば、極めて早期に対処することも可能であることから、以上を総合して患者さんにすべての可能性を話し、そのうえで、生検や切除を決めます。