口蓋裂<口・あごの病気>の症状の現れ方

 口蓋裂にも程度によっていろいろな型があります。口蓋全体が切れている場合や、軟口蓋(なんこうがい)と呼ばれる口蓋の奥の部分だけに裂があったり、口蓋の粘膜(ねんまく)は正常ですが筋肉が切れている場合(粘膜下口蓋裂といいます)などがあります。

口蓋裂<口・あごの病気>の診断と治療の方法

 口蓋裂の赤ちゃんでは、おかあさんのおっぱいを直接飲むことは困難です。口蓋裂専用人工乳首による哺乳をすすめます。また、裂が大きい場合にはホッツ床(しょう)と呼ばれる哺乳床(ほにゅうしょう)(プラスチックのプレート)を口にはめます。
 言語の発達面を考慮して口蓋裂の手術はおおむね生後12〜18カ月ごろに行います。しかし、早期に手術をしますと、手術の方法によっては上顎の成長発育を妨げ、歯の噛み合わせが悪くなる場合があります。そのため、軟口蓋部を12カ月ごろに閉鎖し、18カ月ごろに硬口蓋を閉鎖する二期的手術を行う施設もあります。手術のあとは言語治療が必要です。また、口蓋裂の赤ちゃんは滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)を引き起こす場合が多く、耳鼻咽喉科によるフォローアップが必要です。