唾液腺腫瘍<口・あごの病気>の症状の現れ方

 耳下腺に発生した多形腺腫では、無痛性の腫脹(しゅちょう)(はれ)が現れます。腫瘤(しゅりゅう)(こぶ)は比較的硬く、形は凹凸不整です。周囲組織との境界ははっきりしています。顔面神経の麻痺を来すことは、ありません。
 多形腺腫の発育速度は極めてゆっくりで、数年から10年以上の経過をとるものが多くあります。しかし、ある時点から急速な発育を示すことがあり、この場合は既存の多形腺腫ががん化した可能性があるため、注意を要します。
 口腔内の小唾液腺由来の多形腺腫は、口蓋部すなわち口蓋腺の分布部位に多く発生します。口蓋の多形腺腫は片側性に硬軟口蓋境界部付近に現れます。
 限局性の腫瘍が各唾液腺に発育しますが、良性腫瘍と異なり、周囲組織との境界が不明瞭なことがあります。また痛みを伴ったり、顔面神経の麻痺症状が現れたりします。

唾液腺腫瘍<口・あごの病気>の診断と治療の方法

 治療法は腫瘍の外科的切除のみです。
 原則的に、治療法は腫瘍の外科的切除です。唾液腺腫瘍については口腔外科専門医または頭頸部がんを専門とする耳鼻科医にご相談ください。