咬耗症<歯と歯肉の病気>の症状の現れ方

 咬耗は徐々に生じ、加齢とともに強く現れることが多いですが、歯ぎしりを強くする場合は若い時から強い咬耗がみられる場合があります。一般に、前歯は先端部分(切縁)、臼歯(きゅうし)は咬合面に現れます。
 1〜2本という少数のみに生じるよりは、口のなかの歯全体あるいは左右片側全体の歯に生じることが多くみられます。咬耗した面は平滑で、みがいたようになっていることが多いのですが、象牙質まで進展すると次第に褐色となり、くぼみができてきます。

咬耗症<歯と歯肉の病気>の診断と治療の方法

 歯ぎしりが原因で咬耗が生じた場合は、ナイトガードというマウスピース様のものを就寝時に口腔内に入れて歯ぎしりを防止する方法をとります。それ以外の理由で咬耗が生じている場合は原因を取り除く努力をしてもらうのですが、咬耗がエナメル質内にとどまっているかぎりは、また自覚症状がとくにない場合は、治療を行わず様子をみることがほとんどです。
 咬耗により歯が尖(とが)って歯肉や頬粘膜を傷つける場合は、その部分を研磨して丸くします。