舌がん<のどの病気>の症状の現れ方

 初期の症状としては口腔内の痛み、食べ物がしみるなどが大部分ですが、違和感や腫瘤、白いものがあるなどの訴えもあります。進行してくると痛みが強くなります。また舌の動きが悪くなり、ろれつが回らない、飲み込みづらいなどの症状が現れます。

舌がん<のどの病気>の診断と治療の方法

 大きく分けて2つの治療方法があります。手術治療と放射線治療です。
 I期(長径2cm未満)やII期(長径2〜4cm未満)の舌がんでは放射線治療が有効です。外から放射線を照射する方法ではなく、組織内照射で放射線を出す針やワイヤー(線源(せんげん))を舌に刺して直接放射線を照射する方法です。治療の数日後に刺した線源を抜き取ります。また、放射線を出してだんだんエネルギーが減衰していく金属の小粒子を埋め込む方法もあります。これらの放射線治療は比較的浅い部分にあるがんで有効です。良い治療法ですが、最近では放射線治療医の減少で、行える施設が限られ、放射線組織内治療は減る傾向にあります。
 一方、手術は小さいがんでも有効です。大きな進行がんでは切除手術と再建手術を同時に行います。舌がんでは部分切除術、半切除術、亜全摘術、舌全摘術などがあります。部分切除術以上の切除では再建手術を行います。舌の大部分を切除しても、再建手術の進歩により術後の機能は比較的良好です。術後は積極的に舌を動かしてリハビリテーションを行う必要があります。
 I期やII期のがんでも、初診時になかったリンパ節転移が治療後に現れることが約20〜30%にみられます。見つけたら早急にリンパ節の摘出術が必要です。