シェーグレン症候群<のどの病気>の症状の現れ方

 自己免疫疾患といわれる病気のひとつです。免疫とは、異物やウイルス・細菌などから体を守るために備わった機構で、それらが体に進入した場合などに、自分以外のものと認識し、攻撃・排除するようにできています。この免疫機構が何らかの原因により異常を来し、本来ならば認識しない自己の体の一部を非自己と認識し、破壊・排除するようになったために生じる病気です。
 シェーグレン症候群では、唾液腺や涙腺(るいせん)に代表される、外分泌腺が標的になります。

シェーグレン症候群<のどの病気>の診断と治療の方法

 根本的な治療法はありません。涙の減少に対しては点眼薬が使用されます。唾液の分泌障害に対しては、腺の破壊の程度により、分泌機能が残っている例には残存腺の分泌を亢進させるための薬剤投与が行われます。破壊が進行し、この薬剤の効果が得られない場合は、人工唾液という唾液の代わりになる液体の口腔内噴霧(ふんむ)が適宜使用されます。
 舌炎や真菌症に対してはそれぞれに合った治療が行われます。細菌感染による急性の唾液腺炎が生じた場合は、抗生剤の投与も必要です。
 まれに悪性リンパ腫という腫瘍に進むこともあるため、唾液腺のはれが急激に大きくなるようであれば、腫瘍化も念頭に入れておく必要があります。