食道良性腫瘍<食道・胃・腸の病気>の症状の現れ方

 大部分は無症状で経過します。多くは健診診断時の上部消化管造影や内視鏡検査で偶然発見されています。また、剖検例で発見されるものもあります。
 4〜5cmを超える大きな腫瘍の場合に、嚥下(えんげ)困難、圧迫感や胸やけが認められることがあります。また、腫瘍の表面に潰瘍を形成して出血を来すものもあります。血管腫も多くは無症状ですが、まれに大量出血を来すことがあります。

食道良性腫瘍<食道・胃・腸の病気>の診断と治療の方法

 生検組織診によって良性腫瘍と診断されたもので無症状の症例については、その多くが無治療で経過観察されます。
 増大傾向のあるものや確定診断が得られないものでは、切除術が行われます。上皮性腫瘍の場合やサイズが小さな症例は内視鏡的切除術によって摘除します。
 平滑筋腫のように粘膜下腫瘍の形態を示すものは、小さなものでは内視鏡的に切除しますが、大きなものは開胸または胸腔鏡下での核出術を行います。
 血管腫は、出血の危険性のある大きなものについては、内視鏡的硬化療法や外科的治療が行われます。