胃・十二指腸憩室<食道・胃・腸の病気>の症状の現れ方

 小さな胃憩室は多くが無症状ですが、大きな憩室では食後の心窩部膨満感(しんかぶぼうまんかん)、胸部痛、嘔吐、胸やけや、まれに憩室炎、胃潰瘍、穿孔(せんこう)(孔(あな)があく)、出血などが起こることがあります。
 十二指腸憩室も多くが無症状ですが、まれに腹痛、発熱、出血、穿孔を伴う急性憩室炎、閉塞性黄疸(おうだん)、胆管炎(たんかんえん)、膵炎(すいえん)などが起こることがあります。

胃・十二指腸憩室<食道・胃・腸の病気>の診断と治療の方法

 胃憩室の多くは予後が良好なので、とくに治療する必要はありません。しかし、胃憩室炎、胃潰瘍、出血などの合併がみられた場合は、まず保存的治療を行います。保存的治療で改善がみられなかったり、がんの合併、穿孔などが疑われた場合には手術を行います。
 十二指腸憩室も多くは予後が良好なので、とくに治療する必要はありません。憩室炎、レンメル症候群(憩室が胆管を圧迫することによって起こる閉塞性黄疸)などの合併がみられた場合には手術を行います。