虚血性大腸炎<食道・胃・腸の病気>の症状の現れ方

 突然の激しい腹痛、下血、下痢で発症します。典型的には左下腹部の腹痛で、新鮮血の下血がみられます。悪心(おしん)、嘔吐、発熱が認められることもあります。直前に便秘をしていることが多いようです。

虚血性大腸炎<食道・胃・腸の病気>の診断と治療の方法

 安静にし、絶食、輸液、二次感染防止のための抗生剤投与などを行います。腹痛に対しては対症療法として鎮痙(ちんけい)薬や鎮痛薬を投与します。症状が改善したら食事を開始します。
 虚血性大腸炎は、重症度から一過性型、狭窄(きょうさく)型、壊死(えし)型に分類されます。約半数は一過性型で、短期間のうちに軽快し後遺症も残りません。狭窄型は急性期を過ぎたあと大腸に狭窄が残るものをいい、腹痛や下痢が続くことがあります。狭窄が高度の場合には手術が必要になることもあります。壊死型は比較的まれですが重症で、激しい腹痛から症状が急速に悪化します。敗血症やショック状態を合併して死に至る場合もあり、壊死した大腸の外科的切除が必要です。