肛門掻痒症<直腸・肛門の病気>の症状の現れ方

 入浴や就寝後、体が温まるとかゆみが増強することが多く、無意識に局所をかきむしるようです。急性期では肛門周囲のただれ、発赤やはれが強く、べとべとして出血することもあります。慢性期では皮膚が厚く硬くなり、色素沈着で黒ずんできます。

肛門掻痒症<直腸・肛門の病気>の診断と治療の方法

 原因となる病気と局所病変を同時に治療します。
 局所に対して、ステロイド軟膏、抗真菌薬軟膏、抗生剤入り軟膏、抗ヒスタミン軟膏、亜鉛華(あえんか)軟膏などを用います。真菌症に対しては、ステロイド薬は一般的に禁忌とされていますが、実際の臨床では、抗真菌薬とステロイド薬を混ぜて外用すると80〜90%に有効で、速効性があります。
 特発性肛門掻痒症では、キニーネやペプシンの肛門周囲への局所注射が有効とする報告もあります。