壊疽性筋膜炎<直腸・肛門の病気>の症状の現れ方

 全身症状では高熱、ショック症状があり、局所所見では肛門や陰嚢周囲に発赤、腫脹(しゅちょう)、圧痛、著しい浮腫(ふしゅ)(むくみ)を認めます。ブラックスポット(黒色壊死部(こくしょくえしぶ))や皮下の捻髪音(ねんぱつおん)(プチプチとした感触)は、ガス産生の特徴的な所見で重症を意味します。。皮下気腫や皮下の硬結は、腹部や頸部(けいぶ)(首)に及ぶこともあります。
 会陰部を中心とする時は外攻型、後腹膜・腹腔内に進展するものを内攻型といいます。

壊疽性筋膜炎<直腸・肛門の病気>の診断と治療の方法

 ポイントはまず敗血症、細菌性ショック、高血糖に対する全身療法を行います。局所は、膿汁のたまっている部位を徹底的に切開・開放して洗浄し、過酸化水素(オキシドール)やポビドンヨード(イソジン)で消毒します。筋膜下の膿汁も排出し、筋肉を露出させ、十分に空気にさらします。後腹膜に進展する内攻型では開腹術も必要です。
 抗生剤も腐敗菌に有効なものを選びます。特殊な治療では、エンドトキシン吸着療法やγ(ガンマ)‐グロブリン製剤の投与、高圧酸素療法が有効な手段です。