肛囲皮膚炎<直腸・肛門の病気>の症状の現れ方

 急性期には皮膚に浮腫性紅斑を生じ、そこへ漿液性丘疹(しょうえきせいきゅうしん)ができて、小水疱(しょうすいほう)から膿疱(のうほう)、かさぶたへと進み、治癒に至ります。慢性化したものは皮膚が肥厚し、苔状になったり、色素沈着を残したりします。症状は肛門のかゆみ、ただれ、べとつき、分泌物です。引っかくと余計に病変が拡大します。
 まれに、丘疹を生じるものに痛みの強い帯状疱疹(たいじょうほうしん)があります。左右どちらかに偏在するのですぐわかります。区別が必要なのは、片側にできる帯状疱疹(図22‐b)と悪性化もあるパジェット病図22‐c)です。

肛囲皮膚炎<直腸・肛門の病気>の診断と治療の方法

 培養は、結果が出るまで2週間かかるので、まず肛門を清潔にして、石鹸などによる刺激を加えないで抗真菌薬軟膏、ステロイド軟膏を塗ります。