いろいろな門脈圧亢進症<肝臓・胆嚢・膵臓の病気>の症状の現れ方

 (1)脾腫、(2)動悸(どうき)、息切れ、易(い)疲労感(疲れやすい)などの貧血による症状、(3)吐血・下血の3大症状と、全身倦怠感(けんたいかん)、腹部膨満感(ぼうまんかん)などの症状があげられます。
 初発症状は、吐血・下血と脾腫(ひしゅ)に伴う腹部膨満(ぼうまん)です。特発性門脈圧亢進症やバッド・キアリ症候群より門脈圧が高い傾向にあり、このため、食道・胃静脈瘤からの出血頻度も高いといわれています。
 急性期では肝は腫大し、うっ血性肝壊死(えし)を呈することがあります。慢性になると門脈圧は亢進し、それに伴う諸症状がみられるほかに腹水、肝脾腫、腹壁静脈の怒張(どちょう)(ふくれる)、下肢の浮腫などがみられます。肝臓は線維化が生じ、うっ血性肝硬変を起こすこともあります。

いろいろな門脈圧亢進症<肝臓・胆嚢・膵臓の病気>の診断と治療の方法

 門脈圧亢進症(食道・胃静脈瘤)に対する治療が中心となります。このほかに脾臓摘出術あるいは脾動脈塞栓術を行うことが必要です。
 門脈圧亢進症に対する治療を行います。
 多くの症例では、肝機能がほぼ正常に保たれています。死亡原因は約80%が消化管出血で、残り20%が肝不全です。なかには、血栓の再開通などで自然に軽快する例があります。
 膜様閉塞に対しては、バルーンカテーテルによる拡張術が行われます。閉塞部が広範囲のものには、手術による血行再建術がなされることがあります。さらに、門脈圧亢進症に対する治療も必要なことがあります。