転移性肝がん<肝臓・胆嚢・膵臓の病気>の症状の現れ方

 腹部の膨満感(ぼうまんかん)、腹痛などの自覚症状のほか、定期的に通院をしている人では、血液検査で腫瘍マーカーの上昇や、肝機能検査値の異常が先に見つかるほうが多いようです。
 また、定期的な診察を受けている人では、自覚症状が出る前に、超音波検査やCT検査などの画像診断で、肝臓内に無症状のがん結節が発見されることが一般的です。

転移性肝がん<肝臓・胆嚢・膵臓の病気>の診断と治療の方法

 大腸がんなどで肝臓への転移が単発(1個だけ)であれば外科切除することがありますが、手術できないことのほうが一般的です。
 腫瘍の種類と状態により、抗がん薬を肝臓の転移がんに高濃度に注入するために、肝動脈にカテーテル(細い管)を留置し、そこから持続肝動脈動注療法(じぞくかんどうみゃくどうちゅうりょうほう)を行うことがしばしば有効です。最近では2種類以上の薬を組み合わせて行う全身化学療法(静脈注射または内服で抗がん薬を使う)を行うこともあります。
 乳がんなど特殊ながんではホルモン療法が有効で、長期の内服治療も併用します。