急性腎不全<腎臓と尿路の病気>の診断と治療の方法

 治療の基本は、原因となる病態を改善し、腎機能が回復するまで、腎不全により破綻した体内の内部環境を維持することです。薬物治療で臨床上、効果が証明されたものはありません。進行した急性腎不全には血液浄化療法が必要です。
 腎臓自体の障害が原因の場合は、死亡率は10%以下といわれています。しかし、腎臓以外の臓器障害が原因の場合(とくに複数の臓器障害が同時に起こった場合には)、約50%が死亡します。
 腎機能の不完全な回復が30%にみられ、そのうち腎機能が軽度低下していても安定した経過をたどる人は約25%、腎機能がいったん回復しても徐々に低下する人が約5%います。