原発性アルドステロン症<内分泌系とビタミンの病気>の症状の現れ方

 主な症状は、高血圧低カリウム血症に起因するものです。高血圧はしばしば臓器障害(血管、心臓、脳、腎臓の障害など)を引き起こします。最近、アルドステロン症では降圧薬(高血圧の薬)により血圧を低下させても、この障害が起きてくることがわかってきました。血圧のコントロールだけでなく、この病気そのものの治療が必要ということです。
 低カリウム血症は、原発性アルドステロン症の全例に認められる症状ではありませんが、筋力の低下による四肢の脱力や易(い)疲労感(疲れやすい)などの症状を引き起こします。

原発性アルドステロン症<内分泌系とビタミンの病気>の診断と治療の方法

 腫瘍によるアルドステロン症の場合、その腫瘍を摘出します。何らかの理由で摘出手術ができない場合や、過形成の場合は内服薬で治療を行います。アルドステロンの産生を制限する目的でトリロスタン(デソパン)、作用を阻害する目的でスピロノラクトン(アルダクトン)・エプレレノン(セララ)などが用いられます。
 アルドステロン症が治れば、血圧は徐々に低下します。しかし、病気の期間が長く高血圧が長く続いた場合は、血圧が下がりにくいこともあります。