褐色細胞腫<内分泌系とビタミンの病気>の症状の現れ方

 代表的な症状はカテコールアミンが多く分泌されることによる高血圧、頭痛、発汗過多、代謝亢進(こうしん)、血糖の上昇です。そのほか、動悸(どうき)、やせ、便秘、胸痛、視力障害などもしばしば起こります。
 高血圧などの症状が常にある患者さんもいますが、半数以上の人はこれらの症状が発作的に現れます。発作は姿勢(腹ばいや前屈など)、食事、排便、腹部の触診など腫瘍が圧迫されるような状況で誘発されることがあります。まれに、発作のために急激に血圧が上がったり脈が速くなったりして、心不全や出血の危険性が高まることもあります。

褐色細胞腫<内分泌系とビタミンの病気>の診断と治療の方法

 根本的な治療は腫瘍を摘出することです。手術の前には、カテコールアミンの作用を阻害する薬(α(アルファ) 受容体拮抗薬など:一般的に降圧薬として使用している薬剤)を投与し、血圧を正常に近づけます。また経過中、症状が強い時も同剤を投与して血圧などをコントロールします。