先端巨大症、巨人症<内分泌系とビタミンの病気>の症状の現れ方

 巨人症では急に身長が伸び、発育期で男子185cm以上、女子175cm以上になります。先端巨大症では手足が大きくなり、顔が変化します。先端巨大症では普通少しずつ変化が生じるために、自分や普段親しい周囲の人には気づかれないことも多いようです。成人以降では手足が大きくなるために、靴や手袋、指輪のサイズが合わなくなります。
 そのほか、頭痛、視力障害、性機能の低下、女性の場合は無月経などの症状を生じることもあります。また、糖尿病高血圧症で治療中の患者さんのなかに発見されることもあります。

先端巨大症、巨人症<内分泌系とビタミンの病気>の診断と治療の方法

 治療は、第一に手術が考慮されます。鼻腔から下垂体と接している骨を削(けず)り、下垂体の腫瘍を摘出する方法が一般的に行われています。腫瘍が小さいと完治させることも可能ですが、大きい場合や周囲に広がっている場合は、完全に取り除くことは難しくなります。その場合は、薬や放射線による追加治療が行われます。
 最近の進歩として、成長ホルモンを下げる注射や成長ホルモンのはたらきを抑える注射が使用できるようになりました。これらの注射は多くの患者さんに効果が期待できる一方で、非常に高額なことが問題です。成長ホルモンを低下させる内服薬は、効果が確認できた患者さんに使用しますが、その効果は限られています。
 放射線治療は効果が出るまでに数年かかり、他の下垂体ホルモンの分泌が低下することがあります。