インスリノーマ(インスリン産生膵島細胞腫)<内分泌系とビタミンの病気>の症状の現れ方

 毎食前や夜間などの空腹時に、冷汗、動悸(どうき)、頻脈(ひんみゃく)、手の震えが出現します。これらは、自律神経が低血糖に反応して興奮するためと考えられています。さらに血糖が低下すると、脳への糖供給不足により、思考能力低下や異常行動が出現します。このまま放置されるとけいれんが起こり、昏睡(こんすい)となって、生命の危険をもたらします。

インスリノーマ(インスリン産生膵島細胞腫)<内分泌系とビタミンの病気>の診断と治療の方法

 手術による腫瘍の切除が第一です。切除が不能もしくは不完全な場合には、ジアゾキシド(アログリセム:2008年国内承認)の内服により、インスリン分泌の低下が図られます。保険適応外ですがオクトレオチド(サンドスタチン)の注射も有効なことがあります。