ビタミンB1欠乏症<内分泌系とビタミンの病気>の症状の現れ方

 脚気の自覚症状として、全身の倦怠感(けんたいかん)、動悸(どうき)、手足の浮腫(ふしゅ)(むくみ)やしびれ感、感覚異常、筋力低下、腱反射消失や脚気心(かっけしん)と呼ばれる心不全が起こります。
 ウェルニッケ脳症は中枢神経の疾患で、眼球運動の麻痺(まひ)や歩行運動の失調を伴い、慢性化するとコルサコフ症という記銘力(ものを記憶する力)の低下、見当識(けんとうしき)(時間と場所などを正しく認識する機能)の喪失、健忘症や作話(さくわ)を主症状とした精神疾患に移行します。
 両者は現在では同一疾患と考えられ、ウェルニッケ・コルサコフ症候群と呼ばれています。

ビタミンB1欠乏症<内分泌系とビタミンの病気>の診断と治療の方法

 ビタミンB1を注射によって1日50〜100mg投与します。重症例では1日100〜10000mgもの投与が必要になることがあります。