ニコチン酸欠乏症(ナイアシン欠乏症・ペラグラ)<内分泌系とビタミンの病気>の症状の現れ方

 ニコチン酸欠乏症(ナイアシン欠乏症)はペラグラとも呼ばれ、皮膚炎、下痢と認知症(にんちしょう)が主な症状です。皮膚炎では顔面、頸部(けいぶ)や手足などの日光に当たる部分に両側性、左右対称性に発赤(ほっせき)、水疱(すいほう)、痂皮(かひ)(かさぶた)の形成や褐色の色素沈着が現れます。下痢は激しく、一般の止痢薬は無効で、ニコチン酸類の投与が必要になります。
 精神症状としては認知症症状、不安、抑うつ状態、せん妄、幻覚が現れます。神経症状としては錐体路(すいたいろ)症状、錐体外路(すいたいがいろ)症状、小脳症状、末梢神経障害が現れます。

ニコチン酸欠乏症(ナイアシン欠乏症・ペラグラ)<内分泌系とビタミンの病気>の診断と治療の方法

 ニコチン酸アミドを1日50〜100mg投与します。ニコチン酸だけでなく、他のビタミンBの欠乏を合併することも多いので、ビタミンB1、B2およびB6も併用することが望まれます。