慢性リンパ性白血病と類縁疾患<血液・造血器の病気>の診断と治療の方法

 この病気を完全に治すことは難しいと考えられます。治療の目標は、単に白血球数のコントロールだけではなく、リンパ節腫脹や脾腫の改善、合併症や免疫不全の改善など、総合的に個体としての生活力を維持することを目標とします。
 したがって無症状の場合(0期)は治療を行わず経過をみますが、症状がある場合はシクロホスファミド(エンドキサン)などのアルキル化剤を投与します。これらの効果が少ない場合には、フルダラビンなどのプリン誘導体の投与を検討します。もし溶血性貧血を合併した場合には、プレドニゾロンなどの副腎皮質ホルモンを投与します。
 また、国内では保険適応外なのですが、CD20陽性の場合(B細胞性の場合)にはリツキシマブの投与が有効と考えられています。