造血幹細胞移植<血液・造血器の病気>の診断と治療の方法

 血液中には赤血球、白血球、血小板という3種類の細胞があり、それぞれ酸素の運搬、感染防御、止血という生命維持には欠くことのできないはたらきを担っています。そしてこれらの細胞はすべて造血幹細胞と呼ばれる細胞からつくられていることは、急性白血病(きゅうせいはっけつびょう)の項で述べたとおりです。
 この造血幹細胞を採取して移植する治療が造血幹細胞移植です。造血幹細胞は骨髄(こつずい)・末梢血(まっしょうけつ)・臍帯血(さいたいけつ)から採取され、おのおの骨髄移植(BMT)、末梢血幹細胞移植(PBSCT)、臍帯血移植(CBT)と呼ばれます。
 また、造血幹細胞移植は自分自身の正常と考えられる造血幹細胞を採取して移植する自家(じか)移植と、兄弟などの血縁者や非血縁者の造血幹細胞を移植する同種(どうしゅ)移植に分けることができます。