脂漏性皮膚炎<皮膚の病気>の症状の現れ方

 乳児脂漏性皮膚炎は、生後まもなくから発症し、髪の生え際から頭の皮膚、額や眉毛部に黄色いかさぶたと淡い紅斑(こうはん)がみられます。かゆみはほとんどありません。
 成人脂漏性皮膚炎は青壮年期に多く、頭部から髪の生え際のフケと淡い紅斑(こうはん)、額や鼻翼部(びよくぶ)から時には顔面全体に広がる黄白色の鱗屑(りんせつ)(皮膚表面からはがれ落ちる角質)がついた紅斑が特徴です。腋(わき)の下や鼠径部(そけいぶ)、前胸部や上背部のVゾーンにも同様の症状がみられることがあります。軽いかゆみを伴います。

脂漏性皮膚炎<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 乳児脂漏性皮膚炎は一般に短期間で治ります。頭部の厚い鱗屑にはベビーオイルやワセリンを塗った数時間後に洗髪し、かさぶたを優しくとってあげます。顔の炎症が強い時には、ステロイド含有軟膏を数日間外用します。症状が強い時には頭部にステロイドローション、顔面・体幹の病変にはステロイド軟膏を外用します。軽くなったものや軽度の病変なら抗菌剤のケトコナゾール(ニゾラール)クリームやローション、ミコナゾールシャンプーが有効なことがあります。