紅皮症<皮膚の病気>の症状の現れ方

 全身または広範囲の皮膚にびまん性の紅斑がみられ、落屑を伴います(図10)。通常、かゆみがあります。全身症状として発熱、悪寒や震えなどの体温調節障害、リンパ節のはれ、全身の倦怠感(けんたいかん)、体重減少などを伴います。

紅皮症<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 湿疹・皮膚炎に続発する紅皮症には、副腎皮質(ふくじんひしつ)ステロイド薬の外用と抗ヒスタミン薬の内服が有効です。乾癬に続発する紅皮症にはエトレチナート(チガソン)の内服、PUVAもしくはナローバンドUVB療法(紫外線照射)、高濃度ビタミンD3含有軟膏(ボンアルファハイ軟膏など)の外用が行われます。
 薬疹による紅皮症では原因薬剤を中止し、副腎皮質ステロイド薬の外用、時に内服が行われます。
 内臓障害を併発して死亡することのある薬剤性過敏症症候群では入院治療が必要で、副腎皮質ステロイド薬の内服や全身管理が行われます。
 菌状息肉症などの皮膚悪性リンパ腫による紅皮症では、ナローバンドUVBなどの紫外線療法や電子線照射が行われます。