もうじょうひはん(りべどー)網状皮斑(リベドー)の症状や原因・診断と治療方法

網状皮斑(リベドー)とはどんな病気か

 赤紫色の樹枝状(じゅしじょう)もしくは網目状の模様が主に下肢にみられるものです。皮膚の末梢循環障害による症状のひとつで、リベドーと呼ばれています。赤外線ストーブやこたつなどによる下肢の褐色色素沈着を伴った“ひだこ”とは、一応区別されるものとされています。

原因は何か

 寒冷やさまざまな基礎疾患によって血液の流れが悪くなり、酸素含有量の少ない血液がたまることで、毛細血管の拡張や皮膚の赤紫色の網目状変化が起こります。

症状の現れ方

 (1)大理石様(だいりせきよう)皮膚、(2)網状皮斑、(3)樹枝状皮斑の3つのタイプに分類されます。
 (1)は小児や若い女性に一過性に冬期の寒冷刺激によって生じ、環が閉じた網目模様をつくります。(2)と(3)は持続性で症候性(原因になる病気がある)のものが多く、(2)は寒冷とは関係なく網状の構造は完全に閉鎖し、皮疹が持続します(図12)。(3)は網状が途切れて樹枝状の構造をしています。
 さまざまな基礎疾患(血管炎や膠原病(こうげんびょう)、クリオグロブリン血症に伴うものなど)によって小動脈に炎症が生じた状態です。症状が進行すれば血管の器質的変化を起こし、皮膚炎や潰瘍になることもあります。

検査と診断

 診断は容易ですが、原因を追究することが重要で、全身性疾患との関連に注目することが大切です。

治療の方法

 リベドーだけの場合は保温、マッサージ、弾性包帯など、うっ血の防止が主体になります。症候性のものは原疾患の治療が第一です。

網状皮斑(リベドー)に気づいたらどうする

 いずれのタイプにしても、リベドー症状を生じる人は、元来血管系が不安定と考えられ、ちょっとした打撲や擦過(さっか)で内出血を起こす可能性があります。皮膚科専門医の診察を受けることをすすめます。

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