血栓性静脈炎<皮膚の病気>の症状の現れ方

 下肢の皮膚表面に近い静脈に病気が起こった場合では、静脈に沿って発赤としこりができます。痛みを伴うことが多く、時には発熱を伴います。深部の静脈血栓では下腿の後面、あるいは重症例では下肢全体に、歩行時の鈍痛、圧迫感が認められます。
 健康な側に比べて著しくはれて硬くなっていることが多く、微熱、心拍数の増加などの全身的な炎症症状が現れてきます。疼痛、はれがひどくなると歩行も困難になります。血栓が肺にまで至り、肺梗塞(はいこうそく)を併発することもあります。

血栓性静脈炎<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 原則は下肢を持ち上げた体位での安静と、抗凝固薬、血栓溶解薬などによる薬物療法になります。詰まった静脈のなかに細いカテーテル(管状の器具)を通し、血栓溶解薬を点滴して血栓を溶かす治療は、早いほど効果があがります。放っておくと足が壊死(えし)してしまうので、血栓を除去する手術を行うこともあります。