床ずれ(褥瘡)<皮膚の病気>の症状の現れ方

 初めは圧迫を受けた部位が赤くなり、水疱(すいほう)や紫斑(しはん)が現れます。浅い褥瘡では浅いびらんがみられるのにとどまりますが、深い褥瘡では急性期を過ぎたころに創面が徐々に黒ずんで、壊死組織が明らかになってきます。
 このような黒ずんだ壊死がみられる黒色期、さらにこれらが取り除かれると壊死に陥った皮下脂肪や筋肉が汚い黄色を示す黄色期、治癒機転がはたらいて肉芽(にくげ)組織が再生し創面が赤くなる赤色期、創の周囲から上皮が形成されて皮膚がおおわれる白色期の時期があります。
 慢性のものでは、創が洞穴(どうけつ)状に皮下に拡大するポケットを形成する場合もあります。感染があると悪臭を伴うことがあり、体力が衰えていると褥瘡の感染が全身的な感染を引き起こすこともあるので注意が必要です。

床ずれ(褥瘡)<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 深い褥瘡では壊死組織の除去や洗浄を行い、時期に応じた外用薬の処置をします。ポケットを形成するものでは、切開をして露出させる場合があります。消毒は必要ではなく、生理食塩水や水道水で患部を洗浄したあとに外用薬や被覆剤を貼付(ちょうふ)します。