黒色表皮腫<皮膚の病気>の症状の現れ方

 乳房下部、腋窩(えきか)(腋(わき)の下)、項部(こうぶ)(うなじ)、頸部(けいぶ)(くび)、肘窩(ちゅうか)(腕の関節の屈曲部)、膝窩(しっか)(膝(ひざ)関節の後面)、肛囲(肛門の周囲)などに皮膚の色素沈着(黒褐色のことが多い)、角質の増殖が現れます(図16)。
 全身の皮膚に、びまん性に褐色〜黒褐色の色素沈着がみられることもあります。毛髪が薄くなったり、毛が抜けやすくなることもあります。
 悪性型黒色表皮腫に合併する悪性腫瘍の大部分は腺(せん)がんであり、なかでも胃がんが多くみられます。この場合には皮疹(ひしん)が先行する場合と、同時に発生する場合の両方があります。
 高齢者にこの病気が生じた場合には、悪性腫瘍の有無を検索する必要があります。

黒色表皮腫<皮膚の病気>の診断と治療の方法

(1)5%サリチル酸ワセリンを1日2〜3回患部に塗ります。
(2)ビタミンA軟膏を1日数回患部に塗ります。
(3)尿素(にょうそ)軟膏を1日数回患部に塗ります。