関節症性乾癬<皮膚の病気>の症状の現れ方

 尋常性乾癬の発疹が全身にでき、真っ赤な状態(紅皮症(こうひしょう))となっている時に、多くは関節の痛みを伴ってきます(図28)。
 通常は手指、足趾などの関節が痛みますが、肩や肘(ひじ)、膝(ひざ)、腰(仙腸(せんちょう)関節)も痛くなることがあります。関節痛が長期にわたって続くと関節の変形も出てきます。

関節症性乾癬<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 発疹の治療と関節炎の治療の両方が必要です。通常、この両方に効くシクロスポリン(ネオーラル)の内服で治療します。発疹にはステロイド外用薬が多く用いられますが、活性型ビタミンD3外用薬も効果があります。関節痛には関節リウマチの薬であるメトトレキサートが有効です。
 生物学的製剤の使用も重症例では行われつつあり、関節リウマチと同様にとくに関節痛に絶大な効果を示します。TNF‐α(腫瘍壊死因子)をブロックする生物学的製剤の使用に関しては過去に結核の既往がないかどうか、感染症を増悪させないかなどの検査や診察が必要です。