扁平苔癬<皮膚の病気>の症状の現れ方

 扁平に隆起するエンドウマメ大までの紫紅色、多角形の発疹で、表面に鑞(ろう)のような光沢がみられます。手背や四肢に多く現れます(図30)が、体にも生じます。消退後は色素沈着を残します。
 尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)の項で述べたように、引っかくなど外力が加わったところに同じような発疹ができるケブネル現象が現れます。口唇や口のなかの頬の粘膜に、網状の乳白色の発疹が出ることもあります。また、尋常性乾癬の場合のような爪の変形を起こすこともあります。

扁平苔癬<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 ステロイド外用薬が多く用いられています。治りにくい場合には、ステロイド含有テープの使用や光線療法(PUVA療法)も行います。
 口唇や口のなかの頬(きょう)粘膜の発疹には、ビタミンA類似物質であるレチノイド(チガソン)の内服が効果があることがあります。かゆみには抗ヒスタミン薬を使用します。