毛孔性紅色粃糠疹<皮膚の病気>の症状の現れ方

 手指背、膝、肘、腹部などに、一つ一つは粟粒(ぞくりゅう)ほどの大きさで毛穴に一致した赤く硬い小隆起が現れます。白っぽい垢を伴い、一部はくっついて乾癬様になります(図31)。手のひら、足の裏が赤く、がさがさし、垢の層が厚ぼったくなります。
 重症になるとすべての発疹がつながり、全身真っ赤になる紅皮症(こうひしょう)といわれる状態になり、発熱や関節痛も起こるようになります。

毛孔性紅色粃糠疹<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 外用薬には、ステロイド薬が多く用いられています。そのほか、活性型ビタミンD3外用薬も使用され、一定の効果が得られています。がさがさがひどい時は、角質溶解薬(尿素(にょうそ)軟膏)なども併せて使用します。
 重症の場合は、ビタミンA類似物質の内服薬であるレチノイド(チガソン)を用います。ビタミンAの多量の内服が効くこともあります。治りにくい場合は光線療法(PUVA療法)も行われています。