全身性エリテマトーデス(全身性紅斑性狼瘡:SLE)<皮膚の病気>の症状の現れ方

 発熱、関節痛と皮膚症状で発症することが多い病気です。またSLEの特徴のひとつに日光過敏症があります。最も有名な皮膚症状は、日光に当たったあと、鼻を中心に蝶が羽を広げたように両頬に広がる蝶形紅斑(ちょうけいこうはん)です。ほかにもSLEの初発皮膚病変は、円板状エリテマトーデス、多形滲出性(しんしゅつせい)紅斑などいろいろな形で現れます。
 このほか四肢先端の血のめぐりが悪くなった末梢循環障害が関係する皮膚症状が多くみられます。レイノー症状は寒冷やストレスにより指の動脈がれん縮して指が真っ白になる症状です。手足が赤紫にはれるアクロチアノーゼ、しもやけ様の凍瘡様(とうそうよう)紅斑などは手足の先や耳介に好発します。四肢では網目状の紅斑(リベド)がよくみられます。

全身性エリテマトーデス(全身性紅斑性狼瘡:SLE)<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 ステロイド薬の内服がスタンダードな治療法です。効果が不十分な場合には免疫抑制薬を併用します。ステロイド薬を中心とした治療の進歩により、SLEの予後は劇的に改善しました。今では90%以上の人が、通院だけで普通の暮らしができるようになりました。
 日常生活で大切なことは直射日光を避けることです。光線過敏性がはっきりしない人でも、紫外線のUVAUVB両領域をブロックするサンスクリーン(SPF30、PA+++以上)をしっかり用いてください。