腸性肢端皮膚炎<皮膚の病気>の症状の現れ方

 遺伝性の場合は、肢端皮膚炎(したんひふえん)、脱毛、下痢などの症状がみられます。ミルク乳児なら生後数日〜数週間後、母乳なら離乳期の発症が多くみられますが、6歳までの幼児にみられる病気です。成長、精神障害も伴います。
 そのほかは後天性のものと症状は同じで、四肢先端、開口部に、丘疹(きゅうしん)、小水疱(しょうすいほう)、膿疱(のうほう)を伴う紅斑(こうはん)、びらん、環状鱗屑(かんじょうりんせつ)、口内炎、爪の変形、脱毛、角膜炎などの症状がみられます。ブドウ球菌、カンジダの二次感染がよく起こります。下痢は、軽度もしくはない場合もあります。
 消化不良、異化亢進(いかこうしん)(代謝エネルギーを得るための異化(消費)が増えている)を伴う四肢末端皮膚炎(ししまったんひふえん)がみられた場合は、後天性の亜鉛欠乏が疑われます。

腸性肢端皮膚炎<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 硫酸亜鉛を1日200〜400mg投与します。遺伝性のものでは、一生内服を続ける必要があります。1週間で下痢が止まり、1カ月程度で全快します。
 精神障害は、亜鉛投与後1〜2日以内に改善するといわれます。