エクリン汗孔炎・多発性汗腺膿瘍(あせものより)<皮膚の病気>の症状の現れ方

 夏季に、乳幼児の頭、顔、首周囲や背中の上部、お尻などにできることが多く、赤いぶつぶつや膿疱が固まらないでばらばらに多発します(図44)。痛みやかゆみはほとんどありません。
 多発性汗腺膿瘍では、エクリン汗孔炎に続いて大豆大の赤いしこりが多発し、続いてぶよぶよと触れる膿瘍となります(図45)。乳幼児の顔や頭に多く、とても痛がります。エクリン汗孔炎といっしょにみられ、近くのリンパ節がはれることもあります。

エクリン汗孔炎・多発性汗腺膿瘍(あせものより)<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 いずれも抗菌薬を内服し、抗生剤の軟膏を塗布します。汗孔炎は瘢痕(はんこん)も残さずに治りますが、多発性汗腺膿瘍に移行して膿瘍となったものは、切開してうみを出します。切開後には軽い瘢痕を残す場合があります。