ひょうそ(ひょうそ)ひょうそ(ひょう疽)の症状や原因・診断と治療方法

ひょうそ(ひょう疽)とはどんな病気か

 手指あるいは足趾(そくし)(足の指)に細菌が感染して起こる病気(指趾末節の蜂窩織炎(ほうかしきえん))です。
 爪の周囲に小さい傷があったり指しゃぶりで指がいつも湿った状態になりやすい乳幼児、水仕事の機会の多い女性や調理人など、手荒れが起こりやすい人に多くみられます。

原因は何か

 手荒れやかぶれのある指、足趾では爪切りの際の傷や爪が皮膚にくい込んでいるところに、黄色ブドウ球菌、連鎖球菌などが感染して起こります。

症状の現れ方

 手指あるいは足趾の爪のまわりから末節部が、赤くはれてズキンズキンとした激しい痛みがあります(図50)。炎症が浅い場合は爪のまわりに膿疱(のうほう)ができ、深い場合には関節や骨が侵されて指趾を曲げることもできなくなります。また、爪が取れてしまったり、腕や下腿のリンパ管に沿って炎症が広がり、赤い帯状のリンパ管炎を伴うこともあります。
 手荒れやかぶれのある手指の爪の生え際に感染が起こると、爪のまわりが赤くはれて痛くなり、爪の周囲からうみが出る場合があります(爪囲炎(そういえん))。これが進行して、ひょうそとなることもあります。

検査と診断

 ひょうそと爪囲炎は、必ずしも区別ができないこともあります。細菌培養を必ず行います。慢性に経過し症状の軽い場合は、カンジダ性爪囲炎や白癬性(はくせんせい)爪囲炎を疑ってカビの検査も行います。
 ヘルペス性ひょうそ(単純性疱疹(たんじゅんせいほうしん)が指先に生じたもの)では、水疱内からウイルスに感染した特徴的な巨細胞が検出され細菌性と区別できます。
 湿疹性爪囲炎では、他の指や手のひら・甲にも湿疹がみられ、爪周囲のはれや痛みはほとんどなく、かゆみを伴います。
 乾癬(かんせん)による爪囲炎は、他の部位に乾癬による病変がみられることが多く、爪に点状のくぼみが認められます。

治療の方法

 原因細菌が主に黄色ブドウ球菌なので、この菌に効果のある抗菌薬を内服し、痛みがとくに強い時は痛み止めを併用します。局所の赤み・はれ・痛みが強い場合は、冷湿布をして安静にします。表面からうみが見えている場合は、皮膚を切開してたまっているうみを出すと、痛みは弱まり早く治ります。

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