老人性色素斑とはどんな病気か

 中年以後にみられる色素斑です。表皮に軽度の肥厚があり、メラニン色素の増加がみられますが、その原因は現在のところ不明です。光老化の一症状で、日常的に繰り返して浴びた紫外線による影響が大きいと考えられています。

症状の現れ方

 顔面、手の甲、前腕などの日光にあたる部分の皮膚に、5〜20mm大の褐色から濃褐色で、円形から不整形の褐色斑が、数個ないしは十数個出現します。数は年齢とともに増加することがあります。

検査と診断

 通常は特別な検査は必要ありませんが、一部のものでは、前がん症である日光角化症(にっこうかくかしょう)や悪性黒子(こくし)(ほくろ)を除外する必要があるので、皮膚の一部を切り取って病理組織検査をする場合があります。

治療の方法

 ケミカルピーリング、凍結療法、レーザー、美白剤などの方法があります。これらの治療後は、サンスクリーンなどで遮光(しゃこう)をするほうがよいとされています。

老人性色素斑に気づいたらどうする

 前がん症かどうかの診断については、皮膚科専門医の診察を受けるのがよいでしょう。治療については保険適応外のものも多いので、よく相談してから行ってください。