くも状血管腫<皮膚の病気>の症状の現れ方

 中央部に赤く軽度に隆起した1〜3mmの発疹があり、これを中心に毛細血管が放射状に数mm〜2cm程度、クモが足を広げたように伸びています(図85)。中央部の隆起した部分は動脈なので、指で触ると拍動が感じられることもあります。顔面、頸部(けいぶ)など上半身によく現れます。
 小児や健康な成人では通常、1個または少数みられるだけですが、肝障害、とくに肝硬変のある患者さんや妊婦、経口避妊薬を服用中の女性などでは多発します。また、妊娠や肝硬変に伴ってみられる時には、手のひらが赤くなる手掌紅斑(しゅしょうこうはん)という症状を合併しやすくなります。

くも状血管腫<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 小児や若年者、妊婦では自然に消えていくことが多いので、とくに治療する必要はありません。治療を希望する場合には色素レーザー治療、または細い針を中心に刺して電気で焼いて破壊します。