疥癬<皮膚の病気>の症状の現れ方

 ヒゼンダニに寄生されてから1〜2カ月の無症状期間をへて、腋(わき)の周囲や腹部、陰部などにぶつぶつが現れます。かゆみが強く、とくに夜に増強するのが特徴です。手首や手指の間には、疥癬トンネルと呼ばれる細くて灰白色で長さ数mm前後の線状の皮疹(ひしん)がみられます。
 抵抗力が低下している人では、全身が赤くなったり、皮膚がザラザラして厚いカサブタをつけた重症型の角化型疥癬になることがあります。角化型疥癬の場合は皮膚に多量のヒゼンダニが存在するため、肌が触れなくても剥がれたカサブタが飛散して感染し、集団発生のもとになるので注意が必要です。

疥癬<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 イオウ外用薬あるいはイオウサリチル酸チアントール軟膏を全身に外用して24時間後に洗い流すことを5日間続けます。クロタミトン軟膏(オイラックス)を全身に塗布し、1〜2週間続ける方法もあります。
 外用薬による治療が不十分な場合や角化型疥癬では、内服薬としてイベルメクチンを併用します。